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お金が無いから返せません カードローンとの戦わない戦い
借金と戦う主婦・・・実はそれほど戦っていない。あきれるほど戦っていない。
消費者金融は成立しているか その3
6月22日(木)


 消費者金融は商売として成立しているのか~を考える~ その3
 主婦を取り立ててみる~

 今日は、架空のカードローン会社 レイト の社員として、お気楽主婦 智頭太 千寿子 を取り立ててみる。


 私は、レイト 新宿**店の鮫島だ。
 私の顧客である 智頭太千寿子からの返済が滞っているらしい。
 事務所の女の子の催促にも「 お金がないから返せません カードローンとの戦わない戦い~♪ 」などと、訳が分からない言葉を返し、要領を得ないようだ。

 私の出番だ。・・・・千寿子を必ず・・落とす!

 まずは電話攻撃だ。

 「 千寿子さんですか、ほのぼの レイト の鮫島です」

 ・・・私は疑問に思っている。いくら会社の方針といえ、取り立て電話に〔ほのぼの〕は、どうだろう・・と。

 電話攻撃は、〔 借金は返すのが当たり前、返済できないあなたが悪い 〕が基本だ。
 こちらに対して、申し訳ない事をしていると、思わせている方が話が進みやすい。

 どうして返済が滞ったか訪ねる。
 急な出費だの、リストラだの、給料が下がっただの、色々と言い訳をするが、そんな事はどうでもいい。
 無計画な借り入れが原因だ。・・・無計画でいい、借り入れ、返済を繰り返し、長くつなぎ止めておく事が大切だ。

 どうするつもりか訪ねる。
 支払可能な日付を言わせたら勝ちだ。支払可能な金額でもいい。
 どちらでも、客として機能していることになる。
 お金は作る、少し待ってくれ・・・何処で作ろうが、かまわない。

 千寿子は違っていた。
 とにかく今はお金がない。返済の予定も立たない。ごめんなさい。すいません。
 支払予定日も可能な金額も一切話さない。
 聞かれた事に答えはするが、はっきりした物が無い。約束がない。

 焦りはしない。
 しつこく電話のやり取りを繰り返すだけだ。
 債務者は漠然とした不安を持っている。電話の呼び出し音に怯える事になる。
 怯えればいい。

 鮫島 :「 二日待ちます、よく考えて連絡をください 」

 千寿子 :「 分かりました 」

 電話を切る間際に、「 旦那さんにも相談してください 」と伝える。
 ・・・・これが良く効く、亭主に内緒の借金であれば、てきめんだ。

 二日後に、債務者が電話を掛けてくる、まず、オペレーターが対応する。
 名前、生年月日を言わせ、本人確認する。
 そのまま、オペレーターが状況確認をする。

 オペレーターが返済の約束を取れない場合は、私が電話に出る事になる。
 時には、上司と名乗る者に替わり二度三度、同じ話をさせる。

 話が進展しない場合は、2.3日の猶予を与え、電話を掛ける約束をさせる。

 千寿子は、二度電話を掛けてきた。
 掛けてくるたびに、同じ話を最初から話し、返済を迫る。
 だが、千寿子は、はっきりとした答えを出さずに謝るばかりだった。

 その後、千寿子の方から電話を掛けてくる事が無くなってしまった。


 後編に続く・・・

 後編で終わるのか~?・・・おそらく終わらない。
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