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お金が無いから返せません カードローンとの戦わない戦い
借金と戦う主婦・・・実はそれほど戦っていない。あきれるほど戦っていない。
消費者金融は成立しているか その3の2
6月24日(土)

 消費者金融は商売として成立しているのか~を考える~ その3の2
 主婦を取り立ててみる~2


 沈黙攻撃
 取り立ての話の途中で、沈黙する。
 相手を不安にさせるような話しの途中で沈黙する。
 債務者の不安が、何倍にも膨らんだところで決め台詞。

 鮫島 :「 話しを聞いているんですか!! 」

 千寿子 :「 何か話していたんですか? 」

 鮫島 :「 ・・・あ、あなたねぇ、自分の立場わかっているんですか! 」

 千寿子 :「 何か話していたんですか? 」

 鮫島 :「 ・・・・・ 」 

 千寿子 :「 何か話していたんですか? 」

 彼女には、通じない。馬鹿には通じないと言い換えてもいい。
 そうだ、相手が馬鹿だから通じないんだ。俺が悪いわけではない。

 千寿子には毎回、何日かの猶予を与え電話連絡をするように約束させる。
 だが、最初の2回以降かけてくることが無くなった。
 約束の翌日にこちらから電話を掛け、そのことを責めるが、忙しかったなどと言い訳をして謝るだけで、気にしている様子は無い。
 電話を掛けても、何日も出ない事もある。

 支払が滞ってから3ヶ月を過ぎているが、進展がない。

 ・旦那さんに相談してください ← 相談したけど、無理でした。
 ・一括返済になりますよ    ← 毎月支払えない者が一括で払えるわけがありません。

 じれて、言わなくていいことを言ってしまう。

 鮫島 :「 このままでは、法的手続きを取りますよ! 」

 千寿子 :「 はい 」

 つい、口を滑らせたが、法的手続きを取る決定権は自分にはない。
 展開が無いので電話を切ることになる。


 このまま行くと、千寿子との交渉は(取り立てだった)私の手を離れ専門の部署に移る事になる。
 そこで、取り立てや和解交渉が行われ、法的手続きがあるとすれば、その先だろう。

 何とか自分の所で解決したい。
 金を払ってくれ。
 出来無いのであれば、自己破産なり、弁護士に相談するなり、法的な手続きをしてくれ。
 そうなれば、この仕事が終わる・・・・。

 昔は良かった・・・
 千寿子みたいな女は、電話口で怒鳴りつけてっやった。
 職場にも電話した。自宅まで訪ねていって、大きな声を出してやった。

 ・・・・・
 なにも出来ないじゃないか!どうやって取り立てろと言うんだ!

 鮫島は、ドサッとソファーに腰を下ろした。
 ハイライトを1本取り出して火を付けた。
 箱の方に火を付けた。

 続く・・・

 まだ続く・・・
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