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6月30日(金)
最近のニュースを見ていて、思い出した話し。
15年ほど前の事。
休日に、自宅の電話に仕事の依頼が来た。
客は市内でクラブとスナックを経営する、水商売の社長。
依頼内容は〔 子供部屋のドアを開けてほしい 〕だった。
20代前半の子供がいて、長い間引きこもっていたのは知っていた。
仕事の付き合いが何年もあったのに、その子供を見たことがない。
何年も引きこもっていたのに、何故、休日にドアを開けろなんて!
用事があるならノックしろよ!
ぶつぶつ文句を言いながら、ダンナは出掛けて行った。
社長宅に着くと、奥さんが玄関に迎えに出た。
ダンナ談 : あの、バリバリの元気なママが泣いてたみたいだった。
社長は子供部屋のドアの前に立っていた。
ダンナ : 「 どうしました? 」
社 長 : 「 息子がドアに鍵をかけて、開けないんだ 」
ダンナ : 「 いつもの事だろ 」・・・声に出さずに・・・思ったはず・・
社 長 : 「 ドアを開けてほしい 」
ダンナ : 「 ドアが内開きで、蝶板も内側なので・・ 」
社 長 : 「 壊してもいい!、死ぬかも知れない! 」

次の瞬間、ダンナはドアを蹴破っていたそうです。
ダンナ談 : ドアノブ廻りを蹴ると意外と簡単に開くもんだよ、枠は壊れるけどね。
引き籠もりの息子は、ぼおっとしてベットに腰掛けていたそうです。
ダンナ : 「 ・・こんにちは 」
息 子 : 「 ・・・・・・こんにちは 」
振り返ると、社長は息子の無事を確認して、居間の方に行ってしまったそうです。
居間の方から「 ほら、開いたぞ、話してこい 」と聞こえたそうです。
帰宅したダンナは興奮状態でした。
息子が死ぬかも知れないのに、俺が行くまで待っていたんだぞー
俺だったら、子供が死にそうだったら、壁だってぶち破るなー
何があったか知らないけど、あんな状態で、奥さんにバトンタッチかぁ?
おかしいんじゃねぇー
で、何があったんですか?
え~と、そんなことを聞ける人では、ありませんでした。
あそこの夫婦は、いつも明るく元気で、店で客受けがとても良い。
でも、家族の関係は、あまりうまく行っていなかったようです。
その年の内に社長は、愛人と、お金を持って蒸発してしまいました。
すぐに商売はガタガタになって、住宅は競売にかかってしまいました。
ドアを蹴破れなかった父親は、初めから家族に参加していなかったようです。
部屋も生活費も無くなった、引き籠もり君は、母親の店を手伝うようになりました。
え~と、何を書きたいのか、分からなくなってきました。
強いて言えば
引き籠もり君も、状況によっては働くもんだ~・・・かな?
最近のニュースを見ていて、思い出した話し。
15年ほど前の事。
休日に、自宅の電話に仕事の依頼が来た。
客は市内でクラブとスナックを経営する、水商売の社長。
依頼内容は〔 子供部屋のドアを開けてほしい 〕だった。
20代前半の子供がいて、長い間引きこもっていたのは知っていた。
仕事の付き合いが何年もあったのに、その子供を見たことがない。
何年も引きこもっていたのに、何故、休日にドアを開けろなんて!
用事があるならノックしろよ!
ぶつぶつ文句を言いながら、ダンナは出掛けて行った。
社長宅に着くと、奥さんが玄関に迎えに出た。
ダンナ談 : あの、バリバリの元気なママが泣いてたみたいだった。
社長は子供部屋のドアの前に立っていた。
ダンナ : 「 どうしました? 」
社 長 : 「 息子がドアに鍵をかけて、開けないんだ 」
ダンナ : 「 いつもの事だろ 」・・・声に出さずに・・・思ったはず・・
社 長 : 「 ドアを開けてほしい 」
ダンナ : 「 ドアが内開きで、蝶板も内側なので・・ 」
社 長 : 「 壊してもいい!、死ぬかも知れない! 」

次の瞬間、ダンナはドアを蹴破っていたそうです。
ダンナ談 : ドアノブ廻りを蹴ると意外と簡単に開くもんだよ、枠は壊れるけどね。
引き籠もりの息子は、ぼおっとしてベットに腰掛けていたそうです。
ダンナ : 「 ・・こんにちは 」
息 子 : 「 ・・・・・・こんにちは 」
振り返ると、社長は息子の無事を確認して、居間の方に行ってしまったそうです。
居間の方から「 ほら、開いたぞ、話してこい 」と聞こえたそうです。
帰宅したダンナは興奮状態でした。
息子が死ぬかも知れないのに、俺が行くまで待っていたんだぞー
俺だったら、子供が死にそうだったら、壁だってぶち破るなー
何があったか知らないけど、あんな状態で、奥さんにバトンタッチかぁ?
おかしいんじゃねぇー
で、何があったんですか?
え~と、そんなことを聞ける人では、ありませんでした。
あそこの夫婦は、いつも明るく元気で、店で客受けがとても良い。
でも、家族の関係は、あまりうまく行っていなかったようです。
その年の内に社長は、愛人と、お金を持って蒸発してしまいました。
すぐに商売はガタガタになって、住宅は競売にかかってしまいました。
ドアを蹴破れなかった父親は、初めから家族に参加していなかったようです。
部屋も生活費も無くなった、引き籠もり君は、母親の店を手伝うようになりました。
え~と、何を書きたいのか、分からなくなってきました。
強いて言えば
引き籠もり君も、状況によっては働くもんだ~・・・かな?
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