９月１３日（水）

　貸金業規制法の改正案について　その１

　日曜日のニュース番組の特集から

　金融庁の貸金業制度懇談会
　

　貸金業規制法の改正案を作るための懇談会です。
　専門家＋消費者＋貸金業の代表 なども参加して、マスコミにも会議を解放して
　オープンに行われてきたものです。

　後藤田政務官は毎回出席し消費者保護を訴え続けてきました。

　ところが、金融庁がまとめた案には、少額・短期の融資に限って出資法の上限金利（年２９・２％）を５年間の特例で認める・・が含まれていました。

　これを受け後藤田政務官は辞任します。
　「 懇談会で主張した消費者保護がねじ曲げられている。」

　

　「 １年半近くやってきたが、特例については、ほとんど意見が出なかった　それを金融庁が案に入れて自民党に出した 」

　金融庁の裏で誰がどう動いたのか

　

　「 もし特例でやりたいと言う政治家や意見があるなら、議員立法で正々堂々とやるべきだ。　それを金融庁に書かせる・・・そんな勢力がある事がおかしいと思う 」

　辞表を出した後藤田さんは、一議員として、自民党の貸金業関連合同部会に参加して
　貸金業規制法の改正案と向き合う事になります。

　オープンだった金融庁の懇談会とは対照的に自民党の懇談会は報道陣は完全にシャットアウトです。　壁に耳を付けて中を覗うことさえ禁止されました。

　

金融会社寄りの意見の持ち主を特定されないように？でしょうか。
　秋の臨時国会での法案提出まで、水面下でぎりぎりの交渉が行われるとのことです。

　続く・・・・