4月2日(月)
まずは気になったニュースから。
消費者金融の駅前店舗跡地を巡る争奪戦は始まったばかり。アイフル約900店舗、アコム約200店舗、武富士約100店舗…。今年春から年末にかけ、消費者金融の店舗閉鎖が相次ぐ。アイフル、アコム、武富士、プロミスの大手4社で昨年3月に計7300程度あった店舗は、一連のリストラが完了する今年秋頃には18%減の約6000に落ち込むと見られている。
消費者金融の跡地に争奪戦相次ぐ閉店に携帯販売、そば屋チェーンなど続々
日経ビジネス オンラインより
消費者金融が撤退した駅前ビルや無人店舗を巡って争奪戦が起きているというニュースです。
無人店は狭くて転用が難しいかと思えますが、携帯電話ショップ、そばやチェーン、ラーメン店、コーヒー店、ネイルアート店などに引っ張りだこだそうです。
駅前ビルもそうですが消費者金融は立地条件のいいところに陣取っていたわけですねぇ。
興味のある方はご覧あれ~ →ここ 2ページあります。
さて、今日の事。
ニッテレ債権回収株式会社から電話がきた。
ニッテレ債権回収株式会社は以前書いたようにVISAカードが債権を譲渡したサービサーです。
以前の記事 → 「 サービサー・・・郵便物 」12/16 宜しければどうぞ。
私の債務が譲渡されてから4ヶ月近く経って電話がやっときました。
・ ・ ・ 待ってたわけではありませんが。
本人確認から金額の確認。 とても事務的です。
「 いつ支払って貰えますか 」 と、これも事務的。
こちらの状況を説明しながら、聞きたかったことを聞いてみた。
「 債権を幾らで買い取ったのですか? 」
以前コメントで ブログ「見えない世界 ~Eternity Moon~」のしゅうさんが書いてくれた通り、教えてはくれませんでした。
少し粘って見たのですが、教えられない事になっているとのことです。
買い取り額に上乗せした金額で交渉しようと思ったが、そんなに簡単には行かないようです。
ただ、「 相談には乗る 」 そんな感じの言葉は聞けました。
会社の整理が終わるまで、何処にも支払うつもりは無いと告げ
じゃあ、しばらく掛かりそうですね。また連絡します。
で、終わった。
消費者金融の取立電話に比べるとあっさりしたものでした。
債権の買い取り価格を調べてみたところ、こんなものを発見。
2.消費者ローンの不良債権化と流動化のニーズ 最近は不況の影響で、消費者ローンの弁済を滞納する債務者が急増し、不良債権化した消費者ローン債権が激増しています。 消費者ローン債権が不良化した場合、法人税法上消費者ローン会社は直ちに全ての債権を無税償却できず、管理コストをかけ、貸倒引当金を計上してまで保有しているのが現状です。 これまでは不良化した消費者ローン債権の買い手がなかなか見つからなかったのです。買い手さえ現れれば、消費者金融会社は譲渡代金(額面の5%程度)を直ちに取得できるばかりか、差額を全額損金とすることが可能となり、課税所得を大幅に減少させることができるのです。
弁護士の原口 薫さんが書かれた記事?
「不良債権化した消費者ローン債権の流動化とサービサーによる取立業務の限界」の中に書かれていたものです。
譲渡代金が5%程度と書かれています。
100万円の債権を5万円程度で買い取っているわけですね。
この記事は2003年に書かれたもので、消費者金融についての事です。
が、カード会社もこの程度でしょう。 ・ ・ ・ と、予想します。
交渉が楽しみですねぇ。 え~と、楽しんじゃいけませんね。
交渉の記事をご期待あれ~ ずっと先の事でしょうが ・ ・ ・
「不良債権化した消費者ローン債権の流動化とサービサーによる取立業務の限界」の中で気になった事をもう一つ。
ここで注意をしなければならないのは、サービサー法上のサービサーは消費者ローン債権を額面通り回収することはできず、必ず利息制限法に引きなおして計算した額を請求しなければならない、という点です。
なるほど。 サービサーは消費者金融から譲渡された債権を回収する場合、引き直し計算をしてから回収するわけですね。
消費者金融の債権がサービサーに譲渡された債務者の方は要チェックですねぇ。
消費者金融の店舗がテナントなら家賃は高そう。
意外と大手は財務体質の改善が図られたりして(笑)
しゅうさんのブログはここ最近に急ピッチで読破中。
今後、債権譲渡は増えるだろうし、一般に聞き慣れない「サービサー」の存在がメジャーになるかも。
借金に追われる債務者は、ますます窮地にたたされるのかも。
お国が法改正に踏み切ったのだから、国民はそれに従うしかない。
日経に、多重債務対策の記事がありましたが、「有識者」が会議をしたところで対策がとられるものなのか。
その対策はきちんと機能するものなのか?
気になるっす。
まあ、店舗の件にしろサービサーのことにしろいろんな事が変化しているんですねぇ。
いつの時代も一緒かぁ
その変化を的確に掴んだ者が買っていくんでしょうねぇ
多重債務対策にしても全員が助からなくても、見た目の変化があれば成功とするのでしょうね。