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お金が無いから返せません カードローンとの戦わない戦い
借金と戦う主婦・・・実はそれほど戦っていない。あきれるほど戦っていない。
衝撃に備えろ!
1月18日(水)


 映画の中の話。 潜水艦の中。
 敵の放った魚雷が迫る、船の向きや速度を指示して艦長が叫ぶ

 「 衝撃に備えろ!!」


 昨年の9月、入金予定の相手先がつまずいて、手当の時間もなく会社は一度目の不渡りを出す事になった。
 未収となった額は大きく、たとえ手当てできたとしても仕事の少ない冬場に向かっている。傷口を広げ迷惑をかける相手が増えてしまう。その時点でダンナは会社を閉める覚悟を決めた。

 私には、3人の息子がいる。
 三男は高校3年生。上の2人は大学に行っている。

 奨学金とアルバイトで生活している2人に、家賃も授業料も払えなくなる事を伝えなければならない。
 前期の授業料も払っていなかったので12月に後期分を払えなかったら退学処分になってしまう。

 電話をかけ、会社の事とその事を伝えた。

 「 学校の方、何とかならないか考えて 」
 的確な指示とは ほど遠いただのお願いだった。

 2人は、親を責めるでもなく、あわてた様子も見せずに
 「 わかった、やってみる 」 と、こたえた。

 2人は、学校に相談して、授業料免除の申請と奨学金の増額を申請した。

 結果、長男は後期分の授業料全額免除+奨学金増額。
 次男は奨学金増額になった。

 「ゴメン、授業料免除はダメだった」
 と、メールをよこした次男に、謝るのはこっちだよと返信した。

 増額した奨学金は4月から12月分までをまとめて、今年の1月10日に入金になった。
 事情を知って待ってくれた学校に、授業料を1期分納めることができた。
 
 同じ1月10日に私の給料が入り、三男に遅れていた高校の授業料を渡した。

 すると、三男は 「 いらない 」 と、言う。
 聞くと、バイトの給料で授業料を払ったと言う。

 鼻の奥がツンと痛くなった。

 「 ホント~ゴメンね~これからは大丈夫だと思うから、大学行く為に貯金しておいて~ 」と言ってお金を渡した。

 正月に帰ってきた上2人は三男の大学入学金の心配までしてくれた。

 家族を守ろうと思っているのは、子供たちも一緒なのかもしれない。

 私は、もう、彼らの艦長では無くなっていた。

 ・・・つづく
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