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5月5日(金)
今日も夢の話。
私が時々見る、内容が同じ夢の話です。
時々と言っても1年に1回くらいかな・・いつも爆睡状態だから見た夢をあまり覚えていない
その夢に見る内容は、20年前位に実際に起きた出来事です。
それは長男が1歳半位のよちよち歩きしている頃でした。
私と、ばあちゃん(私の母親)が玄関先で話をしていて、長男が庭を一人で歩いていました。
歩き始めた頃でしたから、靴を履かせると喜んで歩き回っていました。
それを目で追いながら、二人は世間話をしていたのです。
大して立派な家でもなく、広い庭でもないのですが、爺ちゃんが趣味で作った鯉の池が庭の隅にありました。
長男がそこまで歩いて行って、鯉をのぞき込んでいました。
池の縁に手をついて、楽しそうに見ていました。
指をさして何かを叫んだり、笑ったり・・・・
次の瞬間、長男は前回りでもするように、くるん・・と、池の中に落ちてしまいました。
それを見ていた私とばあちゃんは、驚いて、ぎゃーぎゃー叫ぶばかりで一歩もそこを動けなかったのです。
何秒かの短い時間だったと思うけど、「落ちた~」 とか 「早く~」 とか叫んでいたのでしょう。 ダンナが飛び出してきて、池まで走っていって長男を引き上げてくれました。
「 見ていたのに、どうして直ぐ助けに行かないんだ!! 」
ダンナに怒られました。当然です。
幸い、長男は怪我もなく、水も飲んでいませんでした。
後でダンナに聞いた話ですが
ダンナが池を覗き込むと長男は、仰向けになって、池の底に沈んでいたそうです。
ビックリしたように、大きく目を開け、こちらを見ていたと言うのです。
ダンナに気がついて、だっこを要求する時のように、両手を差し出したそうです。
ダンナはその手を捕まえて引き上げたのです。
引き上げた瞬間 「 ひゅ~! 」 と、勢いよく息を吸い込んで、泣きもせず、ダンナにしがみついていました。
本能なのでしょうか、長男は池の底で息を止め、助けが来るのを待っていたのです。
パニックになって、呼吸をしようとしたら、水を飲んでいたでしょう。
不思議な事に、私が見る夢は、その場面なのです。
実際には見ていないのに
長男が水の底からこちらを見ていて、両手を差し出す場面です。
でも、あの日のダンナのように、その手を捕まえて助ける場面は無いのです。
ストーリーは無く、その場面だけ、何度も見るのです。
何故でしょう、長男は今も元気で、脳天気に暮らしているのに。
直ぐに助けに行けなかった後悔でしょうか。
彼が水の底から見たものはどんな風景だっただろう。
私はそこに、いたかった。
差し出した手を掴みたかった。
そう思っているのでしょうか。
今日も夢の話。
私が時々見る、内容が同じ夢の話です。
時々と言っても1年に1回くらいかな・・いつも爆睡状態だから見た夢をあまり覚えていない
その夢に見る内容は、20年前位に実際に起きた出来事です。
それは長男が1歳半位のよちよち歩きしている頃でした。
私と、ばあちゃん(私の母親)が玄関先で話をしていて、長男が庭を一人で歩いていました。
歩き始めた頃でしたから、靴を履かせると喜んで歩き回っていました。
それを目で追いながら、二人は世間話をしていたのです。
大して立派な家でもなく、広い庭でもないのですが、爺ちゃんが趣味で作った鯉の池が庭の隅にありました。
長男がそこまで歩いて行って、鯉をのぞき込んでいました。
池の縁に手をついて、楽しそうに見ていました。
指をさして何かを叫んだり、笑ったり・・・・
次の瞬間、長男は前回りでもするように、くるん・・と、池の中に落ちてしまいました。
それを見ていた私とばあちゃんは、驚いて、ぎゃーぎゃー叫ぶばかりで一歩もそこを動けなかったのです。
何秒かの短い時間だったと思うけど、「落ちた~」 とか 「早く~」 とか叫んでいたのでしょう。 ダンナが飛び出してきて、池まで走っていって長男を引き上げてくれました。
「 見ていたのに、どうして直ぐ助けに行かないんだ!! 」
ダンナに怒られました。当然です。
幸い、長男は怪我もなく、水も飲んでいませんでした。
後でダンナに聞いた話ですが
ダンナが池を覗き込むと長男は、仰向けになって、池の底に沈んでいたそうです。
ビックリしたように、大きく目を開け、こちらを見ていたと言うのです。
ダンナに気がついて、だっこを要求する時のように、両手を差し出したそうです。
ダンナはその手を捕まえて引き上げたのです。
引き上げた瞬間 「 ひゅ~! 」 と、勢いよく息を吸い込んで、泣きもせず、ダンナにしがみついていました。
本能なのでしょうか、長男は池の底で息を止め、助けが来るのを待っていたのです。
パニックになって、呼吸をしようとしたら、水を飲んでいたでしょう。
不思議な事に、私が見る夢は、その場面なのです。
実際には見ていないのに
長男が水の底からこちらを見ていて、両手を差し出す場面です。
でも、あの日のダンナのように、その手を捕まえて助ける場面は無いのです。
ストーリーは無く、その場面だけ、何度も見るのです。
何故でしょう、長男は今も元気で、脳天気に暮らしているのに。
直ぐに助けに行けなかった後悔でしょうか。
彼が水の底から見たものはどんな風景だっただろう。
私はそこに、いたかった。
差し出した手を掴みたかった。
そう思っているのでしょうか。
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