吉田猫次郎さんのメールマガジン『借金地獄・倒産危機から、自力で脱出する方法』
「不良債権処理とサービサー・超入門」から〜 その2 です。
◆ 金融機関はどうやって不良債権処理しているのか?
まず、不良債権処理であるかどうかの分類をハッキリさせることから始めます。
担保を売却しても、保証人に請求しても、何をやっても回収できない債権である ことを証明する必要があります。
これを証明できないようでは、金融庁にも国税 にも「こんなものは不良債権処理として認めん。もっと頑張って回収しなさい」 と言われるのがオチでしょう。
だから金融機関としては、債権回収のための 一連の努力をして、その痕跡を残さなければなりません。 督促状を送り、内容証明を送り、保証人がいれば保証人にも請求し、担保があれば 担保を競売などにかけて処分し、そこまでやっても全額回収できませんでしたから 不良債権として処理することを認めてください、と、そこまでやるのが基本だと 思っていいでしょう。そこまでやったら、次はいよいよ処理の段階です。
民間金融機関では、不良債権の処理方法は、まずほとんどが 「サービサーへの債権譲渡」のことを指します。 債権譲渡したら、金融機関はもうそれで処理が終わり、別れの挨拶に「債権譲渡 通知」を送って、あとはもう請求も何もしなくなります。その次は、債権者がサービサーに移りますので、サービサーから請求が来る ことになります。
クレジット系の債権も一応裁判所からの呼び出しがありましたねぇ。
債権者に連絡すると「 別に出席しなくてもいいですよ 」と、言われました。
事務的な手続きの一つだったのですねぇ。
その後、あまり時間を置かずにサービサーに回されました。
◆ サービサーとは何か?
サービサーとは「債権管理回収業に関する特別措置法」(サービサー法)に 基づき、法務大臣より許可を受けた、債権回収および買取など、債権管理に 必要なサービスを総合的に提供する株式会社です。
2005年4月現在、サービサーは全国に約90社ほどあります。なお、サービサー業務は法務大臣が認可したサービサーしかできませんので、 昔からよくシロウトさんたちの間で言われている「不良債権化したらヤクザに 債権譲渡されるから危険だよ!」というような心配は全くありません。
仮にも銀行や一部上場クラスのノンバンクなどが、ヤクザまがいのところに 債権譲渡したりしたら、それだけで民事上も刑事上も大問題に発展することは、 ちょっと考えれば誰でもわかることでしょう?
サービサーは取り立て屋とは違いますよ。って、事ですねぇ。
なるほど、対応は紳士的でした。
◆ サービサーに譲渡されると安くなる?
そうとは限りません。よく「1億円の不良債権が、サービサーに移れば100万円 ポッキリで終わる。
サービサーは簿価の1%で買い取っているのだ!!」などと 書かれた書物を見かけますが、これには真実も含まれますが、くれぐれも鵜呑み にしないでください。そう甘くありません。確かに、回収不能な不良債権を定価のまま買い取るようなお人好しの業者はいない でしょう。いくら回収できるかわからないのですから、常識的に考えれば二束三文 に買い叩くのが普通です。実際、少し前までは、サービサーの不良債権買取価格の 相場は「簿価の5%前後」(例:100万円の不良債権を5万円で買い取る)と言われ ていました。
しかし近年は、サービサーの会社数が急増しており、買取も競争劇化しつつあり ます。ちょうど、オークションの入札者が増えてくるのと同じように・・・。
また、サービサー法が施行されて5年の歳月が過ぎ、不良債権処理の手法も確立 されるにつれて、不良債権の買い取り価格も「適正化(?)」されつつあります。 このため、買い取り価格は年々ジリジリ上がってきていると言われています。 (ちなみにこの買取金額は、譲渡人である金融機関との間で秘密保持契約が結ば れていますので、絶対に教えてくれません。自分で推測するしかありません。)また、いくらサービサーが安く債権を買っていようと、債権譲渡を受けた以上、 債務者に対しては、もともとの債権の「全額」を請求する権利があります。 それが債権というものです。
いくらで譲渡されようが、法的には関係ないのです。 ですから、サービサーから債務者への最初のアプローチは、内容証明で丁寧に、 「債権の全額」と「法的に認められた遅延損害金」とを、一括で請求してくるで しょう。そう、一括請求です。
一般のシロウトさんが、債権回収会社から一括 請求通知の内容証明を受け取ったら、さぞかしビックリすることでしょう?安く値切る交渉は、ここからはじまるのです。
決して楽ではありません。独特のノウハウがいります。 しかし、うまく交渉すれば、100万円の債務を10万円の一括払いにまけてもらう ことも夢ではありません。(うまく交渉すればです。甘くはありませんよ) 中には1億円の債務を100万円にまけてもらった人もいます。(簿価の1%!) なにしろ相手は、債権を安く買い叩いてることには間違いないでしょうから。
サービサーが増えて買い取り額が高くなっている・・・と言うことですねぇ。
でも、額面通りでは買い取っていることは無いし、高く買い取ればリスクも大きくなる。
払ってもらえるなら、交渉に応じるでしょう。きっと。
まぁ、あわてることは無いですね。
次回に続く〜

前回の記事の続きです
前回の記事は債権回収会社の債権を解決した夫婦の話でした。
奥さんの解決方法はメールマガジンに書かれていましたが、旦那さんの解決法はメールマガジンの過去記事にヒントがあるとのことでした。
で、今回は吉田猫次郎さんのメールマガジン『借金地獄・倒産危機から、自力で脱出する方法』
「不良債権処理とサービサー・超入門」から〜 です。
◆ 不良債権とは?
不良債権とは読んで字のごとく、不良な債権のことです。「債権」とは何かというと、「貸したお金や物などを、返してもらう権利」 のことをいいます。貸付金も債権。売掛金も債権。まだもらっていない離婚の 慰謝料も債権。友人に貸したビデオも債権です。
逆に、返さなければならない義務のことを「債務」といいます。 人から借りたお金も債務。金融機関からの借入金も債務。飲み屋のツケも債務。 連帯保証人として負った債務も債務です。
「不良な債権」とは、要するに、支払いが滞って、なかなか回収できない状態に ある債権のことです。貸したお金が何年も返ってこないで、今後も回収の目処が 立たなければ、それはもう立派な不良債権です。
しかし、多少遅れながらでもキチンと返してくれているならば、これは不良債権 として分類すべきかどうか、判断の分かれるところです。
不良債権の説明ですねぇ。 分類の方法は貸した側の考え一つということですね。
◆ 不良債権の処理とは?
回収困難な不良債権をいつまでも粘って回収しようとすると、経費のほうが かえって高くつく場合があります。
回収に手間取る人件費や通信費、雑費、税金 など・・・。これは貸し手側にとって大きなロスとなります。そこで、時と場合によっては、「損してでも、この不良債権を切り捨てよう」と 決断されることがあります。略して「損切り」です。
「不良債権処理」とは、この「損切り」と、ほぼ同義語だと思って間違いない でしょう。
なお、「処理」と「回収」とでは意味が異なります。
「債権回収」とは、貸したお金や契約上発生している金利などの全額回収を狙う 行為のことをいいますが、「(不良)債権処理」は、回収じゃなくて、回収でき なくても何でもいいからとにかく処理しよう(=帳簿から消し去ろう)という ものです。両者は似て非なるものです。
手間や費用がかかり回収の望みが薄いものは処理するということですね。
◆ 不良債権処理のメリット(貸し手側にとっての)
利益のあがっている金融機関ならば、不良債権を損覚悟で切り捨て、それを貸倒金 として償却すれば、節税効果が期待できますし、前記のとおり、余計なコストを 削減することもできますので、かならずしも大きく損するとは限りません。 むしろメリットのほうが大きい場合もあります。
◆ 不良債権処理のメリット (借り手側にとっての)
不良債権処理は借り手側にとっては、「不良債務を処理してもらう」ことに ほかなりません。誤解を恐れずに言えば、わざわざ返済しなくても、わざわざ 自分から自己破産などをしなくても、債権者が勝手に回収を諦めて処理して くれるのです。
いいですか?「処理」ですよ。「全額回収」ではないんですよ。
処理して終わりにしようとしてくれているんです。
このメリットは計り知れません。
事業者ならば、返しきれなかった借金の重荷から開放されて、その分、 前向きな事業再建にエネルギーを費やすことができるでしょう。
ふむふむ。
借り手にも貸し手にもメリットがあるわけですねぇ。
これに参入してくる債権回収会社にも勿論メリットがあるわけですよねぇ。
だったらもっとオープンに明るく出来ませんかねぇ。
債権の買い取り価格を明かしたり、それにどれだけの利益を付けて回収すると商売になるなんて事を教えてくれれば話が早く進むと思うのですが ・ ・ ・ ・
次回に続く〜

吉田猫次郎さんのメールマガジン『借金地獄・倒産危機から、自力で脱出する方法』で1月の末に届いたものにおもしろい話があったので、まんま貼り付けて記事を作ります。(^_^;A
手抜きの割に、なが〜い記事になります。
■■■連帯保証人問題の解決方法(やや裏ワザ系の事例をひとつ)■■■
★「合意解除」〜ダイコンやネギを値切るような交渉で、2000万の保証債務を 20万に減額した主婦
実際にご本人から聞いた話です。それもつい最近。
伊集院久三郎さん(仮名)はここ10年ほど本業の収益が徐々に悪化し、今では生活するのが精一杯です。従業員はとっくの昔にリストラして、現在は奥さんの伊集院エリカさんと二人で仕事を切り盛りしています。高校生の子供が2人います。
自宅は4年前に売却しました。事務所兼自宅は賃貸で借りています。
サラ金系の借金はありません。銀行の借金はかなりありましたが、自宅売却でほとんど返しました。
自宅のほかには資産はありません。ただ、バブル期に銀行から強く勧められて投資目的で買ったマンション(購入金額3000万)が数年前に競売になり、競落価格がたったの300万だったため、競売後に残った借金が2000万円残っています。これが唯一の借金です。
主債務者は伊集院久三郎。連帯保証人は伊集院エリカ。
借金2000万。資産ゼロ。返済能力ほとんどなし。生活でやっと・・・。
この借金は民間の銀行から借りたものでしたが、銀行は競売が終わった後、半年もたたないうちに債権譲渡で処理してしまいました。
あるとき、伊集院さん宅に、〇X債権回収(株)という会社から、「銀行から債権譲渡を受けました。
つきましては、ただちに2000万円をお支払い下さい。
お支払いに応じられない場合は法的手続きに出ます」と書かれた、いわゆる債権譲渡通知が内容証明で送られてきました。
これに対し、伊集院さん夫婦は既に本やネットや相談でたっぷり「知識」をたくわえており、同時に「意識」もしっかりしていましたので、冷静に対処することができました。どうやったかというと・・・、
<二人の基本姿勢>
・ご主人(主債務者)はご主人で、自分の債務として、自分でその対策を考える。
・奥さん(連帯保証人)は奥さんで、自分の債務として、自分でその対策を考える。
・二人は密に情報を共有し、それぞれ独立して考えながらも、共同戦線を張る。
先に行動を起こしたのは、奥さんでした。 奥さんは専業主婦です。昔から専業主婦なのに、銀行に「形式だけですから」と言われて連帯保証人になったのでした。まあ、なった奥さんにも責任はあるのですが、奥さんはそれをよく自覚しながらも、次のように上手に交渉しました。
エリカ: 「単刀直入にいいます。夫の2000万円の借金の連帯保証人として、 私のところにも2000万円の一括請求が内容証明で来ましたけど、これを免除して もらえませんか?」
債権回収:「無理です」
エリカ: 「じゃあ何が何でも専業主婦の一文無しの私から2000万円をもぎ取ろうと いうのですか?初めから保証能力がないとわかっていて2000万円も保証させて。 2000万円なんて、水商売したって稼げないですよ」
債権回収:「そうじゃありません。どのような経緯で奥さんが連帯保証人に署名捺印 されたかは私共の知るところではありませんので、あくまでも合法な範囲で 額面どおりに請求せざるを得ないのですが、全額お支払い頂くかどうかは、お話し合いに応じます」
エリカ:「っていうことはつまり、まけてくれるってことですか?」
債権回収:「まあ・・・、そういえなくもないですね」
エリカ:「だったらまけてください。私も一円も払えないとは言いません。去年、 弁護士さんのところに相談に行ったら、私が2000万円の保証債務から逃れるには 自己破産しかないと言われたことがあるんです。そのとき、破産の費用が最低 20万円以上はかかるって言われて・・・、その話を実家の母にしたら、 母が弁護士費用として20万円貸してくれたんです。その20万円が今も私の手元に あります。弁護士さんにそろそろ渡そうと思っていたんですけど、他に借金が あるわけじゃないし、この20万円であなたが2000万円の保証債務を全て免除して くれるのなら、私は喜んでこの20万円をあなたに払います」
債権回収:「うーん、20万円ですか・・・。きついですねえ〜。せめて500万円 くらい用意できませんか?500万払ってくれたら、少なくとも奥さんの連帯保証は 外しますよ」
エリカ:「500万なんてできるわけないじゃない。だったらやっぱり破産するわよ」
債権回収:「あのね奥さん、これはご主人が借りた借金なんですよ。そう開き直られ てもねえ・・・」
エリカ:「それは夫の問題でしょ?夫の問題は夫が考えます。 私は私の問題だけ考えます。夫婦間でそう決めたんです。それにね、ついでに 言わせてもられば、この借金はあなたから借りたものじゃないわ。夫は銀行から 借りたのよ。あなたは銀行からその債権を買い取ったのであって、夫はあなたの 会社から借りたんじゃないのだから、借りたカネ借りたカネって、お金の貸し借り についてあなたから説教される筋合いはないわ。請求権があるのはよくわかって いるけど、それとこれとは別の問題よ。違う?ねえ」
債権回収:「・・・・・。 おっしゃることはよくわかりました。ではビジネスライク に交渉に入りましょう。もう一度お聞きしますが、もうちょっと、せめて100万 くらいご用意頂くことはできませんか?うちも商売でやっているもので・・・」
エリカ:「嬉しいわ。サラリーマンとして厳しい立場に置かれているのに、私のことを 考えて譲歩してくれて。でもごめんなさい。私は専業主婦なのよ。つい数日前まで 自己破産しようとしていたのよ。私にできるのは、母が私のために用立ててくれた 20万円を有効に使うことだけなの」
債権回収:「・・・。わかりました。じゃあ社内で稟議にあげてみます・・・」
エリカ:「おねがい」数日後、奥さんの2000万円の連帯保証債務は、20万円だけ払うことで和解が成立し、全額免除してもらうことができました。
ちなみに、こういうふうに交渉で債権者側が連帯保証契約の解除に合意してくれることを、「合意解除」なんて呼ばれています。
何事にもいえることですが、額面どおりに、硬直的にとらえてはいけません。債権回収会社(サービサー)の仕組みを知っていれば、たとえ2000万円の債権譲渡通知が来て一括で全額払えと請求されても、それがタテマエ(あいさつ代わり)であり、ホンネは減額交渉を前提に考えてくれているということが理解できると思います。債権者を必要以上に「敵視」する必要はありません。一取引先ぐらいに思ってみましょう。柔軟に柔軟に。
解決方法も、20万円の元手を使って弁護士さんのアドバイスに従って自己破産する(=法的整理)のもひとつの有効な手として間違いではなかったと思いますが、このように、法的整理ばかりが全てではありません。エリカさんのように、法律や契約云々だけにとらわれず、もっと広い視野で、柔軟に自然に合理的に、ちょうど主婦の奥様方が八百屋でダイコンやネギを値切るときと同様に、値引き交渉してみるという手も、時と場合によっては非常に有効な手段になりえるのです。
凝り固まった既成概念にとらわれなければ、解決方法はもっともっと広がります。そういう意味では、頭がカチカチのお父さんよりも、頭の柔らかいお母さんや子供のほうが、問題処理能力があるかもしれませんね。
この後旦那さんの方も整理することが出来たようです。
その方法については詳しく書かれていません。
が、債権回収会社について知ることがその答えのようです。
猫次郎さんのメルマの過去記事に答えを探し、転載、引用を繰り返し f^^;) ポリポリ
記事を書いてみます。 ・ ・ ・ 続く






